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旧茂木家住宅 (撮影:2005-10) 旧茂木家住宅 (撮影:2005-10)
番号・名称 年 代   構造等
63 旧茂木家住宅 江戸中期
(1661-1750 )
桁行16.2m、梁間8.6m、切妻造、板葺、南面及び西面庇付、杉皮葺
旧茂木家住宅 (撮影:2005-10) 旧茂木家住宅 (撮影:2005-10)
特徴等
茂木家 (もてきけ) は中世の城主の後裔で、室町時代末期現在地に土着した時にこの家を建てたと伝える。住宅は神農原にあったが、昭和50年(1975)富岡市に寄贈されたのを機に宮崎公園内の現在地へ移築、復元修理がなされた。構造形式は桁行16.2m、梁間8.6m、切妻造、板葺板葺石置屋根である。特徴として、板葺屋根であること、古代の堀立柱建物に通じる小屋組みで棟持柱が屋根まで達していること、梁等の横材は曲がりくねった細いものであること、さらに、柱材は手斧で多角形に仕上げられていること等があげられている。後世の墨書には戦国時代の大永7年(1527)の建築と記されているが、今次の修理により江戸中期(1661-1750 )の建築と推定されている。いずれにしても、板葺石置屋根の民家としてはわが国最古に属する貴重なものである。
参考資料:富岡市HP/まなびねっとぐんま(群馬県生涯学習センター)/国指定文化財等DB(文化庁)
2005-11-15
       
       
       
       
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旧茂木家住宅 (撮影:2005-10) 旧茂木家住宅 (撮影:2005-10)
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